F1観戦の楽しみ方【F1日本GP2018観戦ガイド】
この記事ではF1日本GPが行われる期間中の各公式セッションの解説とサーキット内でのF1関連イベントについて紹介したいと思います。
最終更新:2018/8/23
金曜日
フリー走行(FP1/FP2)
FP1:10:00-11:30
FP2:14:00-15:30
金曜は2回のフリー走行(FP1, FP2)が行われます。各1時間半、合計3時間なので見る時間はたっぷりあります。
通常、FP1の開始直後は各車インストレーションラップするだけなので、コース上は割とアクション少ないです。
鈴鹿は難しいコーナーが多く、ベテランドライバーでもコースアウトする事が多いです。特にデグナーとスプーンでは毎年アクシデントが多発します。
金曜日に現地観戦する一番のメリットはV席以外なら好きな席で自由に観戦できることです。人気席のB2席、Q2席などはすぐに席が埋まってしまいますので早めに席に着いた方がいいです。
金曜フリー走行のおすすめ観戦ルート
B2席(1~2コーナー)→D席(S字~逆バンク)
まずB2席から1コーナーの飛び込みを見てF1マシンの凄さを感じてください。すぐ気付くかと思いますがマシンによって1コーナー通過速度にけっこう差があります。セッション後半はD席に移動。S字から逆バンクにかけてのテクニカルなセクションは要注目です。ライン取りやスロットルワークが各ドライバーによって違います。
土曜日
フリー走行(3回目)
FP3 12:00-13:00
土曜のFP3は1時間のセッション。予選に向けた最終ランなのでラップタイムも上がってきます。土曜からはチケットに記載の指定席での観戦になります。
予選
予選方式について
予選は3つのステージに分かれていてノックアウト方式で行われます。
【Q1】18分間。全車20台参加。
トップチームはタイヤ温存してくるため本気で走らない。中団以降はいつも大接戦。タイム下位5台が脱落。
【Q2】15分間。Q1通過した15台参加。
いよいよトップチームも本気の走行が始まります。タイム下位5台が脱落。
【Q3】12分間。Q2通過した10台による最終ステージ。
ポールが決まるため一番盛り上がります。通常、アウトラップ、計測ラップ、インラップの3周を2セット。1台ずつじっくり見れる。
*Q3を走った車はQ2で最速タイムを出したタイヤでレースを開始しなければならない。
2017年PPタイム 1’27.319 (Lewis Hamilton/Mercedes)
2018年の予選注目ポイント
2018年のマシンは今まで以上に抜きにくいと言われていて、予選のポジションが決勝の結果を左右する重要なセッションになります。はたして誰がポールを取るのでしょうか。
2017年はルイス・ハミルトンがポール獲得。06年のミハエル・シューマッハが記録したコースレコードを塗り替える驚異のラップタイムでした。
2018年はマシンの正常進化とタイヤのグリップが増していますのでさらにタイムが縮むと予想されます。どんなタイムが出るか注目ですね。
土曜の注目イベント『前夜祭』
決勝前夜にグランドスタンド前で行われる前夜祭。
F1ドライバーや豪華ゲストのトークショーが行われます。
毎年多くのドライバーが参加してくれるのですごく盛り上がります。
2013年はライトを付けたF1マシンが東コースを走る企画も行われました。
今年はどんなイベントになるか楽しみですね。
日曜日
ドライバーズパレード(決勝前)
F1ドライバーがクラシックカーに乗ってサーキット一周します。
意外とあっという間に通りすぎる。遠くて顔が良く見えないので双眼鏡や望遠レンズがあればいいのですが。
昔、小林可夢偉が車から降りて観戦席の前まで来てファンの人たちに挨拶することもありました。
決勝レース
決勝開始の30分前にピットレーンがオープンになり、各車コース1周してダミーグリッドに付きます。このラップは「レコノサンスラップ」と呼ばれています。
スタート前セレモニー(国歌斉唱)が行われたあと、フォーメーションラップが始まり、いよいよ注目のレーススタートになります。
通常は「スタンディングスタート」ですが、雨が降った場合は【ローリングスタート」になります。
レース中はピットインがあり、最低でも2種類のドライタイヤを使用しなければいけません。
注目ポイント
決勝前はトイレがものすごく混むので早めに済まして!
V席以外の大型ビジョンは観客席から遠いので文字情報が分かりにくいです。なのでライブタイミングアプリがあると便利。
(順位は電光掲示板や場内実況でも分かる)
ピットストップのタイミングに注目。誰がいつ入ったか覚えておくとレースの状況を把握しやすいです。
決勝 | 日曜14:10開始 |
周回数 | 53周 |
その他のイベント
ピットウォーク(木曜)
朝早くからたくさんのファンがメインゲート前で並びます。ピットレーンは多くのファンで混雑します。特に人気チームのガレージ前はものすごい人だかりです。ピットストップ練習を見せてくれるチームもいますよ。
コースウォーク
日本が誇る名サーキット・鈴鹿を歩ける必見のイベント。東コースは鈴鹿サーキット右半分のコース。たまにコース視察・サイクリングしているF1ドライバーに遭遇することがあります。実際歩いてみるとコースは想像以上にアップダウンが激しく、幅が狭いのでびっくりします。
西コースウォークはレース終了して準備が整ってから始まります。決勝日は観客多いのでコース上はかなり混雑します。路面にはタイヤカスがあちこちに落ちています。一番端のスプーンコーナーまで行くにはかなり時間が掛かります。
F1デモラン
往年のF1マシンがコースを走るF1ファン必見イベント。エンジン音が今のV6ターボとは全く違うのでびっくりです。
2018年は30周年記念ということで台数と参加ドライバーがいつもより豪華になります。金土日の3日間走行が行われる予定です。
ドライバーズサイン会(木曜)
F1ドライバーから直接サインもらえたり、握手できるイベントです。ただし、抽選になりますが。抽選に外れてもグランドスタンドでサイン会の様子は見れます。
雨対策について
- 観戦席では傘禁止なのでレインコートは必須アイテム。
- 天気予報は必ずチェック➡気象庁 | 週間天気予報: 三重県