F1ブログJP

日本GP観戦ガイド。

MENU

西エリア(G・L・M・N・O)【F1日本GP観戦ガイド2018】

f:id:maakun1:20180912111443j:plain

西エリアチケットがあればI席を除く西コースのどこでも観戦できるようになる。チケット価格が9000円という安さ。予算抑えたい方にうってつけ。
反面どの席もメインゲートから遠く、大型ビジョン無しというデメリットがある。Gエリア以外はシートが無い未舗装の路面。

大人(24歳以上)  9,000円
 
西エリアU23チケット(15歳~23歳、中学在学生を除く) 6,000円
子ども(3歳~中学生)  3,000円
発売開始 7月8日(日)10:00~

 

スプーン (L/M/Nエリア)

メインゲートからの所要時間:40分以上

最寄りゲート:スプーンゲート

メインゲートから一番遠い観戦エリア。スプーンコーナーは中速コーナーが連続するテクニカルなセクションなのでドライバーからも人気。

攻略が難しいので毎年コースアウトするマシンが多い。2012年にはここでシューマッハがクラッシュしたこともある(フリー走行)。スプーン1個目は追い抜きポイントにもなっていて2003年モントーヤはバリチェロをここでオーバーテイクしてトップに立った。

マシンの挙動やドライバーのライン取りを観察するには絶好のポイント。西エリア自由席ではスプーンが一番おすすめ。

130R (Gエリア)

f:id:maakun1:20180912111803j:plain

f:id:maakun1:20180512090512j:plain

立体交差側

メインゲートからの所要時間:15~20分

Gエリアには常設席が用意してある。休憩・売店スペースの130Rオアシスがあるので食事やショッピングも楽しめる。

■G席130R側
130Rは鈴鹿最速コーナー。マシンは300km/h超えるスピードで飛び込んでいく。実際現地で見るとコーナーというよりストレートに近い感覚。この席からはシケインとデグナーは見えない。
■G席立体交差側
ヘアピンに向かうマシンと立体交差上を走るマシンが同時に見れる。あっという間にマシンが通過してしまうので物足りないかも。

バックストレート (Oエリア)

f:id:maakun1:20180512090503j:plain

f:id:maakun1:20180512091859j:plain

メインゲートからの所要時間:30分~40分

最寄りゲート:西ストレートゲート

このエリアもスプーンと並んで移動に時間がかかる。
バックストレート以外にも反対側のコース部分がちらっと見える。Oエリア東端からは130Rとデグナーも見ることが可能。

GPスクエア、メインゲートからOエリアに行くにはまずシケイン方面に歩いていき、G席を過ぎたところにある階段を下りてヘアピントンネルを経由するルートを通ればO席にたどり着ける。最後はかなり急な坂がある。

■観戦席一覧

観戦席 値段(大人) 大型ビジョン
V1 64,300円
V2 66,400円~78,700円
A1 42,700円
B1 44,800円
B2 59,200円
C1~C3 29,300円
C4~C6 33,500円
C7 38,600円
D1~D3 19,100円
D4 / D5 38,600円
E1 14,900円
E2 30,400円
I 36,500円
Q1 30,400円
Q2 49,900円
R 45,800円
西エリア(G・J・L・M・N・O) 9,000円


A1席でオーバーテイクを目に焼き付けろ【F1日本GP2018観戦ガイド】

f:id:maakun1:20180811183829j:plain

特徴:追い抜きが目の前で見れる

A1席はストレート後半にあるスタンド。ここは鈴鹿で一番追い抜きが行われるポイント。レースの醍醐味であるオーバーテイクを楽しめます。1コーナーに300km/hで飛び込んでいくF1マシンも見れます。ひと昔前までは隣にA2席があった。

ピットレーン出口に近いのでピットアウトするマシンが見れます。リーダーボード(タワー)もあるのでレース状況が分かりやすい。

デメリットはスタンドの位置が低いので見える範囲がちょっと狭いこと。反対側のコース部分はガードレールが邪魔でマシン上半分がかろうじて見える程度。

GPスクエアと1コーナーゲートから近いのでアクセスは良好。

F1チケット価格 大人 42,700円
高校生・大学生 28,800円
子ども(3歳~中学生) 3,000円
見える範囲 ストレート後半、1コーナー、ピット出口
メインゲートからの所要時間 10分以内
大型ビジョン

■動画その1:300km/h超えるF1マシン。スピードと音で迫力満点。

www.youtube.com

■A1席動画その2:ピットレーン出口から加速していくマシン。

www.youtube.com

メリット

  • 鈴鹿最大の追い抜きポイントなのでたくさんのオーバーテイクがみれる。
  • ピットアウトしてくるマシンが見れる。スタート練習するドライバーもいます。

デメリット

  • フェンスが邪魔。撮影には向いてない。
  • 視点が低く、ストレート後半と1コーナー以外はほとんど見えない。

アクセスと周辺環境

V席グランドスタンドの隣ですが通路は繋がってはいないです。GPスクエアから1コーナー方面に歩いていくと下り坂があってその途中にA席の入口があります。メインゲートからだと10分くらいでしょうか。F1開催中は1コーナーゲートが利用できるので稲生駅利用する人には便利。

A席裏手にはいろいろ売店があったと思います。手荷物預かり窓口も毎年この辺り。

観戦席 値段(大人) 大型ビジョン
V1 64,300円
V2 66,400円~78,700円
A1 42,700円
B1 44,800円
B2 59,200円
C1~C3 29,300円
C4~C6 33,500円
C7 38,600円
D1~D3 19,100円
D4 / D5 38,600円
E1 14,900円
E2 30,400円
I 36,500円
Q1 30,400円
Q2 49,900円
R 45,800円
西エリア(G・J・L・M・N・O) 9,000円

 

www.f1blog-jp.net

V1はグリッドに一番近い席【F1日本GP2018観戦ガイド】

f:id:maakun1:20181006172132j:plain

V1はグランドスタンドの下段席。特徴はコースとの距離が近いこと。パドックパスを除くと鈴鹿の中でもマシンとドライバーに一番近い席になる。手を振ったり声援を送ればドライバーに気付いてもらえるかもしれない。

グリッドが目の前なのでスタートの迫力と興奮を楽しむことができる。正面はピットなのでピットストップやガレージの様子も観察可能。
V2席と同じく、ドリンクホルダー付きの個別シートで周辺環境も良好。

一旦レースが始まるとF1マシンが通過していくだけなので単調に感じるかも。レース観戦よりレース以外を楽しむのに適したスタンドと言える。
2018年は特別企画としてV1席は高校生・大学生は1万円で観戦可能になっている。これで多くの若い世代のF1ファンが増えてくれるとうれしいのだが。

F1チケット価格 大人64,300円
  高校生・大学生10,000円
  子供3,000円
見える範囲 メインストレート、ピット
メインゲートからの所要時間 10分以内
大型ビジョン 有(3台)

3つにエリアに分かれている

V1-1:1コーナー側。上位グリッド前。毎年大人気。

V1-2:中団グリッド前。中団チームのガレージは正面。
V1-3:最終コーナー側。後方グリッド前。コントロールライン、表彰台が近い。

■座席表はこちら(外部サイト)

メリット

  • コースとの距離が近い。グリッドが目の前。
  • ピットの様子や各種セレモニーが見れる。
  • 座席、アクセス、周辺環境が良好。

デメリット

  • フェンスが邪魔。V2席と比べて見える範囲は狭い。
  • マシンが一瞬で走り抜けていくだけなので面白味に欠けるかも。

■観戦席一覧

観戦席 値段(大人) 大型ビジョン
V1 64,300円
V2 66,400円~78,700円
A1 42,700円
B1 44,800円
B2 59,200円
C1~C3 29,300円
C4~C6 33,500円
C7 38,600円
D1~D3 19,100円
D4 / D5 38,600円
E1 14,900円
E2 30,400円
I 36,500円
Q1 30,400円
Q2 49,900円
R 45,800円
西エリア(G・J・L・M・N・O) 9,000円

アゼルバイジャンGP2018感想

2018年F1第4戦アゼルバイジャンGPのまとめ記事です。

大荒れとなったバクー市街地コースのレース。ハミルトン今季初勝利、優勝目前だったボッタスのタイヤパンク、物議も醸したレッドブル同士討ち。。といろいろありました。

レース感想

予想していましたがやっぱりクラッシュ多発の大波乱レースになりました。毎回荒れるレースはカナダGPのモントリオールが有名ですけどバクー市街地コースはその比ではない。来年からコース変わるんじゃないかな?(笑)

レッドブル同士討ちについてですが、あれは7割くらいフェルスタッペンが悪いと思います。ブロックする際2度ライン変更していますからね。これは完全にルール違反。リカルドはフェルスタッペンほど責められるべきじゃないけど、この市街地コースの最高速が出る地点であの狭いスペース狙うというのはリスクが大きすぎた。そしてオンボード映像見る限り、仕掛けるのが遅い。

SCが出るのは予想通りですがハミルトン優勝は予想外でした。4戦で3人のウィナーが出るというすごい展開の2018年シーズン。大混戦だった2012年を思い出しました。

 

レースまとめ

ハミルトン今季初優勝

ハミルトンが今シーズン初優勝。(たしか6戦ぶりの勝利だったと思います。)
再スタート後、3位走行中だったルイスでしたが、ベッテルがボッタスに追い抜きを仕掛けるがコースアウトして順位を落とし、さらに今度はボッタスがタイヤブローでリタイヤ。
棚ボタの勝利だったことは本人も自覚してる模様。
「今日はすごく幸運だった」と語るルイス。
表彰式に遅れた理由が、ボッタスの所に行って「君は残念だったがすごくいい走りしてた」と伝えたからだそうです。
この勝利でハミルトンがポイントリーダーに浮上。
■ドライバーズ選手権:
1位 ルイス・ハミルトン 70
2位 セバスチャン・ベッテル 66
3位 キミ・ライコネン 48
4位 バルテリ・ボッタス 40
5位 ダニエル・リカルド 37

レッドブル同士討ち

序盤からチームメイト同士で激しいバトルをしていたレッドブルの2台ですが、最悪の形でレースが終わってしまいました。1コーナー手前で追い抜きを仕掛けたリカルドがフェルスタッペンに追突!両者リタイア。

スチュワードは両者に警告処分。理由は以下の通り:
「フェルスタッペンは進路を2回変更した」
「リカルドは追い抜きのために左に寄ったのが遅すぎた」

ホーナーも両ドライバーに責任があると考えているようで、2人にファクトリーに行ってみんなに謝罪するよう指示したようです。

リカルドが止まりきれなかったのは前方の車のせいでマシンのダウンフォースを失ったからと言われています。

このレッドブル同士討ちを見て多くの人が2010年トルコGPを思い出したでしょうね。歴史は繰り返す。。。

ガスリーがマグヌッセンに激怒

「マグヌッセンは僕がレースした中で最も危険なドライバー」と怒り心頭のガスリー。

問題は最後の再スタート時。ガスリーはマグヌッセンから時速300kmhで幅寄せされウォールに接触寸前だった!
怒り静まらなかったガスリーはレース後、かなり長い時間チャーリー・ホワイティングと話していたみたいです。
スチュワードはマグヌッセンに10秒加算ペナルティとペナルティポイント2点追加の裁定を下す。

マグヌッセンはこれでペナルティポイント合計が8点になりました。これまでの最高点はクビアトの10点。合計12点になると1レース出場停止。
ちなみに、ガスリーは前日の予選でハートレーとのニアミスがあったばかり。

ハイライト動画はこちら→Youtube版(7分28秒)

リザルト&データ

■レース結果

1位 L.ハミルトン Mercedes 1h43'44.291(51Laps)
2位 K.ライコネン Ferrari 2.460(51Laps)
3位 S.ペレス Force India 4.024(51Laps)
4位 S.ベッテル Ferrari 5.329(51Laps)
5位 C.サインツJr. Renault 7.515(51Laps)
6位 C.ルクレール Sauber 9.158(51Laps)
7位 F.アロンソ McLaren 10.931(51Laps)
8位 L.ストロール Williams 12.546(51Laps)
9位 S.バンドーン McLaren 14.152(51Laps)
10位 B.ハートレー Toro Rosso 18.030(51Laps)
11位 M.エリクソン Sauber 18.512(51Laps)
12位 P.ガスリー Toro Rosso 24.720(51Laps)
13位 K.マグヌッセン Haas 30.663(51Laps)
14位 V.ボッタス Mercedes DNF(48Laps)
15位 R.グロージャン Haas DNF(42Laps)
16位 M.フェルスタッペン Red Bull DNF(39Laps)
17位 D.リカルド Red Bull DNF(39Laps)
18位 N.ヒュルケンベルグ Renault DNF(10Laps)
19位 E.オコン Force India DNF(0Lap)
20位 S.シロトキン Williams DNF(0Lap)

・ファステストラップ:ボッタス 1’45.149(スーパーソフト、37周目)

・ドライバー・オブ・ザ・デー:シャルル・ルクレール

・全車ラップタイム・ラップチャートはこちらで見れます→Racefans.net

www.f1blog-jp.net

中国GP2018感想

2018年F1第3戦は中国の上海国際サーキットで行われ、レース後半はオーバーテイク連発のスリリングな展開になりました。

レース感想

スリリングなラスト20周でした。やっぱりオーバーテイクたくさんあるレースは見応えあります。
それにしてもリカルドの追い抜きは素晴らしいです。ボッタスは前回の事もあるし意地貼ってトップ死守するかなと思っていたのですが、リカルドに瞬殺でした。インをちゃんと守ったのですがまさかあの車1台分のスペースにリカルドがミサイルのように突っ込んでくるとは思っていなかったでしょうね。
フェルスタッペンは本当にひどいレースでした。また接触事故起こすなんて。なんか「破壊の帝王」と呼ばれたマルドナドを思い出しました。

レースまとめ

ハイライト動画

Youtube

リカルド、オーバーテイク連発で大逆転

 

セーフティーカーのタイミングを利用してソフトタイヤに履き替えたリカルド。レース再開後、ミディアムを履いたメルセデスやフェラーリ勢より1秒以上速いペースで走り、怒涛のオーバーテイク連発。あっという間にトップ浮上し、そのままチェッカーフラッグ。

リカルド「僕は退屈なレースでは優勝しないようだね。」

表彰式ではおなじみの「シューイ」を披露。

「暴れん坊」マックス・フェルスタッペン

前回のハミルトンとの接触に続き、今回は何とベッテルに激突したフェルスタッペン。レースは4位で終えたのですが10秒加算ペナルティを食らい最終順位は5位に。今回は自分のミスを素直に認め、レース終了後は一目散にベッテルに謝りにいったそうです。

ちなみに、前回バーレーンGP後、「ドライビングスタイルを変えるつもりはない」とフェルスタッペンは発言していたのですが、今後どうするのでしょうか?

■フェルスタッペンのペナルティポイントは現在5点
今回の接触:2点
2017年ハンガリーGP:2点
2017年アメリカGP:1点
(1年間合計12ポイントで1レース出場停止)

ハミルトンがSC時ピットインしなかった理由

SC出動時、ハミルトンはレッドブル勢と同じようにピットインしてタイヤ履き替えるチャンスがありました。(最終コーナーを過ぎていた先頭のボッタスとベッテルは除く)。なぜ入らなかったのかのでしょうか?

トト・ウォルフ「あの時(SC出動時)、ルイスのタイヤはミディアムで10周ほどしか走っていなかった。最後まで走り切れるというのが我々の計算だった。新品のソフトタイヤはそんなにアドバンテージをもたらすとは思わなかったんだ。
今振り返ってみると、ソフトに履き替えるが正しい戦略だった。しかし私自身を含めてチームの誰もそう思っていなかった。」

■ハミルトン「メルセデスは最速じゃない」

今回、予選でフェラーリに負け、レースではレッドブルに負けるという散々な週末を過ごしたメルセデス。
ハミルトンはかなりチームを心配してるようです。

ハミルトン「今週末ではっきりしたのは僕らのマシンは最速じゃないという事だ。メルボルン以降、パフォーマンスを失った。たぶん今回でもさらに。今は僕らは2番目か3番目に速いチームだ。」

F1がハイブリッド時代になってからメルセデスが3レース連続で勝利無しは今回が初めてになります。

トロロッソホンダ、同士討ち

 異なるピットストップ戦略を取っていたトロロッソホンダの二人。レース中順位を交換する局面があるという事は2人ともレース前から確認していたそうです。
レース序盤、ヘアピン立ち上がりでガスリーに順位を譲っていたハートレー。
2回目、同じようにヘアピン立ち上がりでガスリーを行かせるつもりだったのですが、ガスリーの「勘違いにより」、インに飛び込まれ接触。

ガスリー「ドア閉めやがった!」

前回では素晴らしいレースをしたガスリーですが散々な中国GPになってしまいました。

レース結果

1位  D.リカルド Red Bull 1h35'36.380
2位  V.ボッタス Mercedes 8.894
3位  K.ライコネン Ferrari 9.637
4位  L.ハミルトン Mercedes 16.985
5位  M.フェルスタッペン Red Bull 20.436
6位  N.ヒュルケンベルグ Renault 21.052
7位  F.アロンソ McLaren 30.639
8位  S.ベッテル Ferrari 35.286
9位  C.サインツJr. Renault 35.763
10位  K.マグヌッセン Haas 39.594
11位  E.オコン Force India 44.050
12位  S.ペレス Force India 44.725
13位  S.バンドーン McLaren 49.373
14位  L.ストロール Williams 55.490
15位  S.シロトキン Williams 58.241
16位  M.エリクソン Sauber 1'02.604
17位  R.グロージャン Haas 1'05.296
18位  P.ガスリー Toro Rosso 1'06.330
19位  C.ルクレール Sauber 1'22.575
20位  B.ハートレー Toro Rosso DNF

■データで見る中国GP

・ファステストラップ:リカルド 1’35.785(55周目)
FLはソフトに履き替えたレッドブルが1-2独占。リカルドのタイムは3位のライコネン(1’36.456)より0.7秒速い。


・最速ピットストップ: ボッタス 2秒15
ピットストップ最速はボッタス。そしてピットストップロスタイム(ピットレーン通過タイム+静止時間)も最速の22.097。これはベッテルより約1秒速い。ボッタスのこのタイムとアウトラップの速さが驚異的だったのベッテルをアンダーカット出来たと言われています。


・ハミルトン28戦連続入賞(新記録)
ハミルトンが2016年日本GPから今回のレースまで連続入賞。ライコネンが持っていた連続入賞記録を上回る。

 

全車ラップチャート、ラップタイム、他データ(外部サイト)

www.f1blog-jp.net