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中国GP2018感想

2018年F1第3戦は中国の上海国際サーキットで行われ、レース後半はオーバーテイク連発のスリリングな展開になりました。

レース感想

スリリングなラスト20周でした。やっぱりオーバーテイクたくさんあるレースは見応えあります。
それにしてもリカルドの追い抜きは素晴らしいです。ボッタスは前回の事もあるし意地貼ってトップ死守するかなと思っていたのですが、リカルドに瞬殺でした。インをちゃんと守ったのですがまさかあの車1台分のスペースにリカルドがミサイルのように突っ込んでくるとは思っていなかったでしょうね。
フェルスタッペンは本当にひどいレースでした。また接触事故起こすなんて。なんか「破壊の帝王」と呼ばれたマルドナドを思い出しました。

レースまとめ

ハイライト動画

Youtube

リカルド、オーバーテイク連発で大逆転

 

セーフティーカーのタイミングを利用してソフトタイヤに履き替えたリカルド。レース再開後、ミディアムを履いたメルセデスやフェラーリ勢より1秒以上速いペースで走り、怒涛のオーバーテイク連発。あっという間にトップ浮上し、そのままチェッカーフラッグ。

リカルド「僕は退屈なレースでは優勝しないようだね。」

表彰式ではおなじみの「シューイ」を披露。

「暴れん坊」マックス・フェルスタッペン

前回のハミルトンとの接触に続き、今回は何とベッテルに激突したフェルスタッペン。レースは4位で終えたのですが10秒加算ペナルティを食らい最終順位は5位に。今回は自分のミスを素直に認め、レース終了後は一目散にベッテルに謝りにいったそうです。

ちなみに、前回バーレーンGP後、「ドライビングスタイルを変えるつもりはない」とフェルスタッペンは発言していたのですが、今後どうするのでしょうか?

■フェルスタッペンのペナルティポイントは現在5点
今回の接触:2点
2017年ハンガリーGP:2点
2017年アメリカGP:1点
(1年間合計12ポイントで1レース出場停止)

ハミルトンがSC時ピットインしなかった理由

SC出動時、ハミルトンはレッドブル勢と同じようにピットインしてタイヤ履き替えるチャンスがありました。(最終コーナーを過ぎていた先頭のボッタスとベッテルは除く)。なぜ入らなかったのかのでしょうか?

トト・ウォルフ「あの時(SC出動時)、ルイスのタイヤはミディアムで10周ほどしか走っていなかった。最後まで走り切れるというのが我々の計算だった。新品のソフトタイヤはそんなにアドバンテージをもたらすとは思わなかったんだ。
今振り返ってみると、ソフトに履き替えるが正しい戦略だった。しかし私自身を含めてチームの誰もそう思っていなかった。」

■ハミルトン「メルセデスは最速じゃない」

今回、予選でフェラーリに負け、レースではレッドブルに負けるという散々な週末を過ごしたメルセデス。
ハミルトンはかなりチームを心配してるようです。

ハミルトン「今週末ではっきりしたのは僕らのマシンは最速じゃないという事だ。メルボルン以降、パフォーマンスを失った。たぶん今回でもさらに。今は僕らは2番目か3番目に速いチームだ。」

F1がハイブリッド時代になってからメルセデスが3レース連続で勝利無しは今回が初めてになります。

トロロッソホンダ、同士討ち

 異なるピットストップ戦略を取っていたトロロッソホンダの二人。レース中順位を交換する局面があるという事は2人ともレース前から確認していたそうです。
レース序盤、ヘアピン立ち上がりでガスリーに順位を譲っていたハートレー。
2回目、同じようにヘアピン立ち上がりでガスリーを行かせるつもりだったのですが、ガスリーの「勘違いにより」、インに飛び込まれ接触。

ガスリー「ドア閉めやがった!」

前回では素晴らしいレースをしたガスリーですが散々な中国GPになってしまいました。

レース結果

1位  D.リカルド Red Bull 1h35'36.380
2位  V.ボッタス Mercedes 8.894
3位  K.ライコネン Ferrari 9.637
4位  L.ハミルトン Mercedes 16.985
5位  M.フェルスタッペン Red Bull 20.436
6位  N.ヒュルケンベルグ Renault 21.052
7位  F.アロンソ McLaren 30.639
8位  S.ベッテル Ferrari 35.286
9位  C.サインツJr. Renault 35.763
10位  K.マグヌッセン Haas 39.594
11位  E.オコン Force India 44.050
12位  S.ペレス Force India 44.725
13位  S.バンドーン McLaren 49.373
14位  L.ストロール Williams 55.490
15位  S.シロトキン Williams 58.241
16位  M.エリクソン Sauber 1'02.604
17位  R.グロージャン Haas 1'05.296
18位  P.ガスリー Toro Rosso 1'06.330
19位  C.ルクレール Sauber 1'22.575
20位  B.ハートレー Toro Rosso DNF

■データで見る中国GP

・ファステストラップ:リカルド 1’35.785(55周目)
FLはソフトに履き替えたレッドブルが1-2独占。リカルドのタイムは3位のライコネン(1’36.456)より0.7秒速い。


・最速ピットストップ: ボッタス 2秒15
ピットストップ最速はボッタス。そしてピットストップロスタイム(ピットレーン通過タイム+静止時間)も最速の22.097。これはベッテルより約1秒速い。ボッタスのこのタイムとアウトラップの速さが驚異的だったのベッテルをアンダーカット出来たと言われています。


・ハミルトン28戦連続入賞(新記録)
ハミルトンが2016年日本GPから今回のレースまで連続入賞。ライコネンが持っていた連続入賞記録を上回る。

 

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