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アゼルバイジャンGP2018感想

2018年F1第4戦アゼルバイジャンGPのまとめ記事です。

大荒れとなったバクー市街地コースのレース。ハミルトン今季初勝利、優勝目前だったボッタスのタイヤパンク、物議も醸したレッドブル同士討ち。。といろいろありました。

レース感想

予想していましたがやっぱりクラッシュ多発の大波乱レースになりました。毎回荒れるレースはカナダGPのモントリオールが有名ですけどバクー市街地コースはその比ではない。来年からコース変わるんじゃないかな?(笑)

レッドブル同士討ちについてですが、あれは7割くらいフェルスタッペンが悪いと思います。ブロックする際2度ライン変更していますからね。これは完全にルール違反。リカルドはフェルスタッペンほど責められるべきじゃないけど、この市街地コースの最高速が出る地点であの狭いスペース狙うというのはリスクが大きすぎた。そしてオンボード映像見る限り、仕掛けるのが遅い。

SCが出るのは予想通りですがハミルトン優勝は予想外でした。4戦で3人のウィナーが出るというすごい展開の2018年シーズン。大混戦だった2012年を思い出しました。

 

レースまとめ

ハミルトン今季初優勝

ハミルトンが今シーズン初優勝。(たしか6戦ぶりの勝利だったと思います。)
再スタート後、3位走行中だったルイスでしたが、ベッテルがボッタスに追い抜きを仕掛けるがコースアウトして順位を落とし、さらに今度はボッタスがタイヤブローでリタイヤ。
棚ボタの勝利だったことは本人も自覚してる模様。
「今日はすごく幸運だった」と語るルイス。
表彰式に遅れた理由が、ボッタスの所に行って「君は残念だったがすごくいい走りしてた」と伝えたからだそうです。
この勝利でハミルトンがポイントリーダーに浮上。
■ドライバーズ選手権:
1位 ルイス・ハミルトン 70
2位 セバスチャン・ベッテル 66
3位 キミ・ライコネン 48
4位 バルテリ・ボッタス 40
5位 ダニエル・リカルド 37

レッドブル同士討ち

序盤からチームメイト同士で激しいバトルをしていたレッドブルの2台ですが、最悪の形でレースが終わってしまいました。1コーナー手前で追い抜きを仕掛けたリカルドがフェルスタッペンに追突!両者リタイア。

スチュワードは両者に警告処分。理由は以下の通り:
「フェルスタッペンは進路を2回変更した」
「リカルドは追い抜きのために左に寄ったのが遅すぎた」

ホーナーも両ドライバーに責任があると考えているようで、2人にファクトリーに行ってみんなに謝罪するよう指示したようです。

リカルドが止まりきれなかったのは前方の車のせいでマシンのダウンフォースを失ったからと言われています。

このレッドブル同士討ちを見て多くの人が2010年トルコGPを思い出したでしょうね。歴史は繰り返す。。。

ガスリーがマグヌッセンに激怒

「マグヌッセンは僕がレースした中で最も危険なドライバー」と怒り心頭のガスリー。

問題は最後の再スタート時。ガスリーはマグヌッセンから時速300kmhで幅寄せされウォールに接触寸前だった!
怒り静まらなかったガスリーはレース後、かなり長い時間チャーリー・ホワイティングと話していたみたいです。
スチュワードはマグヌッセンに10秒加算ペナルティとペナルティポイント2点追加の裁定を下す。

マグヌッセンはこれでペナルティポイント合計が8点になりました。これまでの最高点はクビアトの10点。合計12点になると1レース出場停止。
ちなみに、ガスリーは前日の予選でハートレーとのニアミスがあったばかり。

ハイライト動画はこちら→Youtube版(7分28秒)

リザルト&データ

■レース結果

1位 L.ハミルトン Mercedes 1h43'44.291(51Laps)
2位 K.ライコネン Ferrari 2.460(51Laps)
3位 S.ペレス Force India 4.024(51Laps)
4位 S.ベッテル Ferrari 5.329(51Laps)
5位 C.サインツJr. Renault 7.515(51Laps)
6位 C.ルクレール Sauber 9.158(51Laps)
7位 F.アロンソ McLaren 10.931(51Laps)
8位 L.ストロール Williams 12.546(51Laps)
9位 S.バンドーン McLaren 14.152(51Laps)
10位 B.ハートレー Toro Rosso 18.030(51Laps)
11位 M.エリクソン Sauber 18.512(51Laps)
12位 P.ガスリー Toro Rosso 24.720(51Laps)
13位 K.マグヌッセン Haas 30.663(51Laps)
14位 V.ボッタス Mercedes DNF(48Laps)
15位 R.グロージャン Haas DNF(42Laps)
16位 M.フェルスタッペン Red Bull DNF(39Laps)
17位 D.リカルド Red Bull DNF(39Laps)
18位 N.ヒュルケンベルグ Renault DNF(10Laps)
19位 E.オコン Force India DNF(0Lap)
20位 S.シロトキン Williams DNF(0Lap)

・ファステストラップ:ボッタス 1’45.149(スーパーソフト、37周目)

・ドライバー・オブ・ザ・デー:シャルル・ルクレール

・全車ラップタイム・ラップチャートはこちらで見れます→Racefans.net

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